第41話
一樹さん、朝っぱらから、橘内さんと、鏡さんにみっちり説教され、項垂れてた。
薄暗い中、ピチャピチャと水の音がして、何だろうって不思議に思って、眠気眼を擦りつつ、音のする方をよく見ると・・・
「か、一樹さん‼」
僕の下半身になぜか顔を埋めてる彼。
「何してるの⁉」
「ここに美味しそうなアイスキャンディー見付けたんだ」
朝っぱらから、声が弾んでて。
ん⁉アイスキャンディー⁉
しばらく考えて・・・
「ちょっと、一樹さん、それアイスキャンディーじゃないから‼食べ物じゃないから‼」
一気に目が覚めた。
そしたら、彼、昨晩みたく、ジュルジュルと、すごい勢いで吸い上げてきてーー
「ひぃーーあん、あっ・・・ん!!」
まさか、寝起き早々、啼かされるとは予想外で。しかも、後ろの蕾には、すでに、何本かの指が挿ってて、ぐりぐりと肉襞を捏ねくられ、奥に突き立てて擦られ、あっという間に、一樹さんの口の中に、蜜を放出していた。
「ナオ、俺のを舐めて、大きくして欲しいな。指だけじゃ足りないだろ⁉」
甘く蕩けそうな声で囁いて、中指を奥まで穿ち、弱い所をゴリゴリと押され、
「っあ・・・ん、あぁぁ・・・‼」
甲高い声と共に、蜜がまた、どろっと溢れてきて。
「一樹さんの・・・ほしい‼」
気が狂いそうで、泣きながら、彼にすがり付いた。
「可愛い奥さんには、ご褒美あげないとね」
ずるっと、彼の指が抜け、体を起こして貰うと、彼は立ち膝になって、枕元の明かりを灯した。
「この位の明るさから、恥ずかしくないだろ⁉ナオ、さぁ、早く、勃たせて。六時には、事務所行かないとならないから、あと、三十分しかないから」
ぐいぐいと腰を擦り付けられ、かぷっと、彼の雄を口にした。先走り液で、少し苦いけど、大好きな彼の分身。
上下に動かし始めて間もなく、部屋の明かりがついた。
びっくりして、彼の分身を離し、ドアに視線を向けると、腕を前で組んだ橘内さんと、鏡さんが、仁王立ちしてた。かなりの迫力。
「一樹さん‼ナオさんを三日連続、寝かせないなんて、ふざけるのもいい加減にして下さい。ナオさんだって、慣れないなか、頑張って、相当疲れてるんですよ‼分かりますか⁉」
橘内さんの声が、震えていた。
それから、延々と説教が始まって・・・
「ナオさん、安眠妨害してくる悪い子は、私達が連れていきますので、安心して、寝てください。お昼には、川木さんがみえられるので。あと、しばらくの間、警備員を配置しますので、出掛ける時は、必ず、警備員を同行して下さい」
「分かりました」
「では、おやすみなさい」
橘内さん、にこっと笑い掛けてくれた。
鏡さんは相変わらず怖い顔のまま。
電気が消え一樹さんは、襟首を二人に掴まれ、寝室から強制退去になってしまった。
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