第10話

想像するのも恥ずかしい。

いつも甘えてくる海斗が、双丘に顔を埋めてる。大好きのチュッをする、彼の口唇は、こともあろうか、排泄にしか使わないと思った所を、ペチャペチャと、音を立て舐めてる。

大好きのハグをしてくれる手は、屹立をグチュグチュとしてて。

非日常の光景と、次から次に込み上げてくる気

持ちよさに、頭の中がどうにかなりそうだった。


「あっん、やぁ・・・いきそう」


シーツに顔を擦り付け、腰を引こうとしたら、高く持ち上げられ、一層強くしごかれーー

足の間から、白いものが、パタパタと下に零れおちた。



「気持ち良さそうだな」


海斗が満足げにいうとゆっくりと立ち上がった。逃げるなら今なのに、服を脱ぐ彼をぼんやりと眺めていた。

見た目、痩せているだけと思った彼の体は、意外にも引き締まっていて、腹筋が幾筋にも分かれていた。


「本当は、もうちょっと解すべきなんだけど、もう我慢の限界」


ぎしっと、ベットが彼の重さに軋む。

そして、いきなり、脚を高く持ち上げられた。


「やぁ、か、海斗」


彼の陰茎は、すっかり大きくなり、筋がはっきりと分かるくらい反り返り、その先端からは、とろっとした液体が溢れていた。


「無理、入んない」


頭を振ったけど、海斗は、蕾に、自身をあてがうと一気に腰を抱き寄せた。


「ひあっん!」


ズルっと、亀頭がゆっくり挿入してきて、あとは、一気に根本まで中に入ってきた。


「スゲエ、中、気持ちいい。取り敢えず、一回だすな」


取り敢えずって⁉

考える間もなく、いきなり律動が始まる。


「やん、あ、あ、あん」


あまりの激しさに、体が大きくしなる。


「待って、激し・・・ん、ん」


肉襞を擦られ、ずんずんと突き上げられ。初めてなのに、彼は、容赦してはくれず。


「海斗、海斗」


うわ言のように、彼の名前を口にしながら、涙が止まらなくなった。


更に一層、奥を穿たれ。


「ひあぁぁん」


自分の声とは思えない、甘ったるい声が出て、慌てて、口を両手で押さえた。


「ここ、そんなに気持ちいい⁉」


違う、と首を振ると、


「ふぅん、そうなの⁉」


手前に少し体を引いて、微妙な所を擦り始めた。そこじゃない、むず痒さに、気付けば自分から腰を彼の下肢に擦り付けていた。


「イヤらしいナオも可愛い」


余りの恥ずかしさに、目を逸らしたけと、弱い所を、集中的に攻められ、びくびくと体が痙攣して、止まらなくなって。


「あっん、あ、あ、あ・・・」


目の前がチカチカと点滅し、屹立から、とろっと蜜が溢れ出る。

僕の体、どうなってるの!?

戸惑う間にも、彼の動きは激しくなり、お腹の奥に熱くたぎる精液をほとばらせた。

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