第30話
「
(もしかして、私を瑞歯別皇子の元に仕えさせたのは、妃選びの件もあったからなの?)
佐由良はサーと血の気が引くような感じがした。
(もし万が一、今の大王から瑞歯別皇子に私を娶るようになんて話しがあったら、どうなるんだろう。
皇子が普通に拒んでくれれば問題ないけど、もし拒み切れなかったら……私はどんな扱いをあの皇子から受ける事になるだろうか。)
そう考えると、佐由良はとても恐ろしくなって来た。
とりあえず今は、皇子に他の良き人が妃になってもらうのを願うばかりだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます