番外編 ハロウィンパーティー(前編)

私とアリシアにとって、ハロウィンはとっても大事なイベントだ。


かぼちゃも主役級だし。そんなことはないかもしれないけど、いつもより注目度は上がっているんじゃないかなぁ。


私たちのハロウィンパーティーは、かぼちゃパーティーに近くなっている。

お菓子もちゃんと準備しているけどね。


1人でやっていた時は仮装とかしなかったんだけど、アリシアの提案により仮装をすることになった。

私は魔女で、アリシアは猫。


アリシアは行事の時いつもテンションが上がる。

今もこっそり仮装のままぴょんぴょん飛び跳ねている。バレバレだけどね。

 

そして学校に行くと、ハロウィンの話で盛り上がっていた。もうハロウィンの前日だもんね。もちろん、料理部でも、ハロウィンの話題でもちきりだ。


私も、ハロウィンパーティーに向けて色々と聞いてみることにした。

「涼風くん、ハロウィンにぴったりの料理ないかな?」

「かぼちゃマフィンとかどうですか?定番ですけど。僕はお勧めです。手軽に食べれますし」


マフィンか。良いな。

アリシアも甘いものが好きだから喜びそう!


「お勧めのレシピ渡しときますね。ちょうど自分で作ろうと思ってたんですよ」

「ありがとう!流石だね」

後輩が有能すぎる。


「僕もハロウィンの料理を練習しているんです。家族に作ろうと思って」

「そっか…良いね!家族想いなんだね」

ハロウィンパーティーが楽しみすぎて、料理部の活動があまり頭に入ってこなかった。


家に帰って、私はハロウィンパーティーで食べる料理を作った。


涼風くんが教えてくれた、かぼちゃマフィンを作ったり、かぼちゃクッキーや、かぼちゃスープ、かぼちゃの煮物とかたくさんのかぼちゃ料理を作った。


そして、カレーとかも作った。栄養バランスが偏りすぎちゃうからね。


実は私の好きな食べ物カレーなんだよね。せっかくなら、自分の好物も作りたいっていうのもあるかもなぁ。


とにかく、そんなこんなで準備が終わったらくたくたになっていた。


「お疲れ様だね、瑠歌。セッティングこんな感じで良いかしら?」

そう話しかけてきたのは、猫姿のアリシアだ。


「うん、素敵だと思う!」


私は主に料理を担当していて、アリシアは主にセッティングをしてくれた。


アリシアはとてもセンスが良いんだよね。

少しくらい分けてくれても良いんだけどね。


「じゃあ私は家に帰るわ。明日、瑠歌の家にまた行くからね」

「うん、午後5時からハロウィンパーティーだからね。楽しみ!」


アリシアが家に帰り、私は仮装をしてみて大丈夫かチェックをし、お風呂入ったり歯磨きして、ベッドの上にいた。


明日、ハロウィンパーティーをとびきり楽しい思い出にできますように。


そう考えながら、私は眠りについた。















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