第8話

プロローグ


ここはどこだ?

俺は一体誰だ?

疑問だけが残る。

暗くて、道が道かも分からないほどに。

だが、真っ直ぐ歩かなければ行けないことは、何故か頭に入っている。

早くここから抜けだしたい。

そう、強く願った時、遠くで光が見えた。

ここでは初めて見る光だ。

それを目掛けて一心不乱に走った。

ここで何かが始まって、終わる気がした。

俺が何者か、分かる気がした。

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