第4話

第2話:カフェ・死神へようこそ


「ようこそ、カフェ・死神へ!」

ドアを開けると、そこには1人の少女とーー少年2人が立っていて、で迎えてくれた。

「…カフェ・死神…?」

しばらくぽかーんとした後、やっと口にでたのはここの店らしい名前。

少女は頷く。

「私は黄泉と言います。そして、ここはカフェ・死神。現世とあの世を繋ぐ黄泉路にあって、貴方達…迷える死者を助けるためにあるんです。」

現世、あの世。黄泉路。そしてーー

「…死者…?」

大切なことを言った気がして、言葉を繰り返した。

彼女…黄泉は優しく微笑んだ。

「…そうですね、混乱しますよね。正直に言いますとーー貴方は亡くなっています。」

「…!!」

息の飲む。

「そして、ここは誰でも来るわけではなく、『自分が何故亡くなったか』、『未練がある』人達が来る場所なんです。」

黄泉さんは、驚くべきことを言った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る