第11話
2【6年前のあの日 –2015/8/18】
無事10日間という長めの夏休みを取れ、その期間特に予定も入れていなかった私は、初日から部屋の大掃除をすべく、朝早く起きだしていた。
部屋の掃除なんてもう1年近くしていなかったから、部屋は見事なまでに荒れ果てていたのだ。
何日かに1度母が変えてくれるベッドシーツ以外は、1年前くらいに、その時もこんな風に突然思い立って大掃除したのが最後だった。
まずざっと掃除機をかけ、ラグマットを洗濯機に突っ込んで、その間に雑巾で床を磨いた。
そして最後に、一番恐ろしかったウォークインクローゼットを開く。
正直この中の、特に奥の方に突っ込まれているものに関しては、最後にいつ片付けたのか全く思い出せない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます