第1話

好きなのに…


恋は叶ってからが本番。

それをはっきり知らされた日々だった。

片思いは見てるだけで幸せで、多少他の女の子が寄ってきても、良いな、としか思えなかった。

だって、彼女じゃないんだもん。

けど、なんでかなぁ。

私が彼女になっても全然彼の態度は変わらなくて。

女友達の付き合いとか。

もうちょっと気にかけても良いのに、なんて。

わがままいったら嫌われちゃうかな。

距離が近い。

私にも話しかけてよ。

1番にさせてよ。

いつも消えない不安と嫉妬。

今日も私の心の中で恋焦がれていく。

でもね、

あなたと帰って、手を繋いでいる間だけは…

「私だけのものだからね!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

結ぶこの手を 抹茶 餡子 @481762nomA

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ