第7話
センターの右隣に位置する「彼」……
リードボーカルの一人でもある彼。
ゼン
ううん…
「キャーッ!!ゼンッ!ゼンーーー!!」
狂ったように彼の名前を呼び続けるファンの歓声にもろともせず、彼はしなやかで…一方まるで一寸の乱れもない機械的なリズムと動きでステージを舞い
魅了する。
前はその名前すら知らない子がほとんどだったって言うのに、いつの間にか若いファンの子たちに当たり前のように名前を呼ばれるようになっている。
禅夜―――
今、この瞬間…はあなたにこんなに近いのに―――
世界一遠い。
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