第18話
「結婚をして子供を作ることが責務とは…。陸王も気の毒ですね。」
「それは陸王もわかっていた事だ。成人の儀が終わったら見合いをする気でいたしな。」
しかし、いざ終わってみると…。
執務室の窓辺から遠くを見つめる士竜。
やはり、結婚は好きになった人としたい。
と陸王は言った。
「俺はてっきり、浅舞で好きな女性が出来たのかとおもったが…。」
士竜はため息をつき、飛竜に向き直る。
「やっぱりあれですよ。美麗殿ですよ。
まさかお忍びで来ていた
額に手をあてため息をつく飛竜。
「婚約中か。」
「恋に破れた男は、仕事にいきると言うじゃありませんか。勉学、鍛練、仕事と家の往復ですよ。」
「いま陸王はどこにいる?」
「国境警備の巡視に行ってますよ。」
隣国、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます