3.嫁探し

第15話

ー2年後。



浅舞女学院での成人の儀から二年が過ぎていた。

仕官学校を卒業した幹部候補生は、武官と文官のどちらかを選び国に出仕する。


下級官吏から始まり二年間の現場教育の後、昇任試験を経て上級官吏となる。

その後、各部署に配属されるのだ。


陸王は上級武官となり正式に国防軍の配属となった。

現在は、軍部総監という肩書きに加え、第一部隊の隊長も兼務している。

成人してから二年という異例の早さの出世だが、これも龍の血を受け継ぐ劉奈一族の責務であった。


陸王の護衛 黒丸士竜は国境警備指揮官。

立石 飛竜は国内巡視指揮官となり、いずれも陸王の直属の部下となっている。

北見 樹も上級武官となり、国防軍第一部隊に配属、国境警備の任務についていた。

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