第三章

第4話

満月の夜、俺はアイツ《桜華》に出会った。

風になびく艶のある紫色の長い髪。

意志の強そうなキリッとした琥珀色の瞳。

ツンとした言葉。

悪魔を倒す、上位の巫女…。

俺の仲間は、あの家系に次々と封印されていった。


ー興味が湧いた。

俺の仲間を倒していったのがどんな奴か…。ー


「…意外と可愛い女だったな…。」

クロードは、自分の唇をそっと触れながら呟いた。

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