第67話
夕方。カヅコが夕食の準備をしていると、紙が窓から入ってきた。釜戸の火が燃え移っては大変だと思って掴んだら、声がした。チヒロの声だ。
カヅコが驚いていると紙からまた紙が出てきた。チヒロの声の通りだ。突然の事でカヅコは呆然とした。
不思議な紙。チヒロの声。呉暮村の近況を伝えろとの頼み。ヒロミの魔術。
「…ずいぶん素敵な魔術だね。ありがとう。もう会えないかと思ってた。呉暮村はそろそろ雪が降りそう。みんな元気だよ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます