第48話
キスケが歩き始めるとチヒロとカヅコも続く。小金井家を通り過ぎ、農機具屋・本屋・床屋・畳屋と続き、民家が続く。
カヅコの父親のイスケが設計した建物が何軒かあった。素人目でも一目で分かった。独特だが機能的でスッキリとした美があった。他の建物が物足りなく感じる。
中には自分達で築く者もいたが、いかにも脆くて危うい。けれども自分達で築こうと考える発想自体は都会育ちのチヒロには意外で新鮮であった。
カヅコは何度もチヒロを見やる。チヒロはすっかり村の建物に興味津々だ。
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