第13話

第15話

ー2か月後ー


僕達は、文化祭を前日に控えていた。


しかし、彼女の機嫌は、すこぶる悪い。


その訳は…


ー遡ること2か月前のデートの翌日ー


「えっ!誰!?あのイケメン!」


「うちの学校にあんな格好良い子、居た!?」


「嘘!?隣のクラスの真城くん!?雰囲気変わり過ぎじゃない!?」


「めっちゃタイプ♡」


今までに聞いたことのない自分への黄色いラブコール…俗に言う、モテ期なのだろうか…?


知らない間にファンクラブまで出来てしまったらしい…。


「私の予想が当たっちゃったな…。」


アイカは、少し悲しそうな顔で俯いた。


そして、今に至る。


機嫌が悪いと言うよりも、暗い…だろうか。


そう思っていた時、クラスメイトの女子が翔に声を掛けてきた。


「真城くん…!あ、あの…好き…です!!」


クラスメイトの女子は、教室で皆が居る中、堂々と告白してきた。


かける…くん…。」


アイカは、その場面に遭遇し、呆然としていた。


と思った、その時。


「Love Power Error…Battery Zero.」


初めて聞く警告音が鳴り響く中、アイカは崩れる様にその場で倒れた。

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