第8話

「えぇッ!?彼女はロボットだって!?」


かけるの父が驚きの声を上げていると、アイカがかけるの部屋から出てきた。


「おはようございます!

あっ、かけるくんのお父さんですか?

初めまして!桃野 アイカです!」


アイカは、ニコニコしながら、かけるの父に挨拶した。


「宜しく…何だか、娘が出来たみたいだなぁ…!」


父は、満更でもなさそうだ。完全にデレデレしている。


かけるー!そろそろ、学校でしょ?お弁当、ちゃんと持って行ってね!」


かけるの母が声を掛けると、アイカはキラキラと目を輝かせた。


「学校!?お弁当!?

私、お弁当作り手伝いたい!

学校にも行ってみたいなぁー!!♡」


かけるは、顔を青くした。


ーアイカは、やりたいと言ったことは必ず行動に移しそうな所がある…ー


そう思って、頭を抱えた翌日、僕の予感は的中する。

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