第3話

第4話

かけるは、あれから頭を悩ませていた。

今の自分に起こっている状況をどう周りに説明しようかと思考がグルグル回っている。


そうしている間に二人は、真城家に着いてしまった。


「ここがかけるくんの家?素敵なお家だね!」


アイカは、キラキラと目を輝かせ、声を弾ませていた。


すると、外の声に気付いたのか、かけるの母がパタパタと足音をたてて、玄関の扉を開けた。


かけるお帰りなさい。

あら!かけるが女の子を連れてくるなんて!お友達?」


母は元から明るい性格だが、今日はいつにも増して明るく笑顔だ。


「初めまして!桃野 アイカです!

私、ロボットで空から落ちてきた所を翔くんが助けてくれたんです!」


アイカは、力強い声でかけるの母に自己紹介した。


「そうなの?ロボットで空から落ちてきた所を…ーえぇーーッ!?アイカちゃん、あなたロボットなの!?本当に!?声とか凄く、クリアなアニメ声って感じだけど…って言うか、何処から来たの!?」


かけるの母は、いつの間にか息子そっちのけでアイカに質問していた。

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