第2話

第3話

2人は暫く歩き、近くのカフェで一休みすることにした。


かけるは、アイスティーを飲みながら、素朴な疑問を彼女に聞いた。


「ところで、君はロボットって言ってたけど、どんなコンセプトなの?」


すると、アイカは顔をニマニマさせながら口を開いた。


「私はね、恋愛擬似体験用 彼女ロボとして生み出されたんだって!」


かけるは、その一言で危うく飲んでいた紅茶を吹き出しかけた。


「…ゲホッ、危なかった…。」


「大丈夫?」


アイカは、心配そうにかけるに寄り添った。


「大丈夫、少し驚いて咽せただけだよ。」


かけるの一言で、アイカは安堵の表情を浮かべた。


「何で、この世界に落ちてきたのか分からないんだよね…私。…でも、かけるくん面白いから、これも何かの縁ってことで、私と付き合って下さい…!」


またしても、アイカの衝撃発言。


「は? はいぃぃー!?」

かけるは、素っ頓狂な声を上げ、思考回路が追い付かない状態になった。

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