第81話
「なんだよ?」
ちらっと見ながらぼそっと修二がつぶやくと、冷蔵庫から大きな箱を持ってくる。
「こないだヤスとたまたま寄ったとこでねシュウが好きそうなベリーパイ見つけたの」
「そう、だから今日来る途中に買ってきたんだ。はい」
そういって箱を修二に渡すと、小さな声でありがとなんていって照れてるのを隠そうとしてるんだろうけど顔がほんのり赤くなっていた。
修二がお皿にベリーパイを出すと艶々としたベリーが大量にのっているそれは美味しそうなパイだった。
美味しそうだなぁっと横目に、暇すぎる時間にとりあえずその光景を私はただただ見つめていた。
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