第80話

「決まったな。22時だ」



山路灰利はもうこっちは見ておらず、普通にダーツをし始めていた。



私に拒否権はないわけね。

でも22時って結構きついなぁ。


息がつまりそう。


それに今はまだ5時半をすぎたところだ。


今日はあと4時間半もここにいなきゃいけないって事?



有り得ない。


暇すぎる。




「あ、そうだった!

シュウ、今日お土産が買ってきたんだよ!ねっヤス」



そういって有野が立ち上がると、康人も、ああそうだったっと言って後ろからついて行く。

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