第77話

「22時だ、俺に逆らうか?お前ら」



そう一言だけ言ってダーツの矢をこっちに投げた。



シュッ




バツンッ!!!




「ッッ危ねえ!!!」



「なんだよ!」



「ハイリ!!!」



「……ダーツはこっちに投げるものじゃねえだろ」




怒りながら皆が声を上げ、康人だけ呆れ顔だった。



そりゃそうだろ。



山路灰利はガラスのこのテーブルの上に置いてあった木製のお菓子かな?その木箱に向けてダーツを放ったんだ。

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