第13話

「じゃあさようなら、あとチャラにしてあげるけど許すつもりはないから」



私がそう言って立ち去ろうとすると、待てよっと言われ腕をつかまれた。




「何?」



「てめえ親がつぶされねえだけで、安心してんじゃねえだろうな。女1人潰すのに俺らだけで十分なんだよ」




バンっと壁に叩きつけられる。



はあ、ばかな人は嫌いだ。




「山路 灰利

喜友名 修二

綿貫 康人

早川・スティル・有野

一之瀬 譲二


自分でどうこうできるなら権力なんて見せびらかさないでおきなさい。ああ、今は山路 灰利はいないわね」



バカにするように言うと顔を真っ赤にさせて怒り始めた。




「ぶっ殺す!表出ろや!!!」



「……待ってっ」



「ユウノお前この後におよんでタイプだの言うわけじゃねえよな」






やばいと思ったのか客や店員は全員ぞろぞろとコイツらのとばっちりを受けないように外で逃げ出すのが見えた。

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