第12話

3人がきちんと店を出たのを確認したあとに、水をかけた奴と、ポテトを被せた奴に、同じ事をする。




「二人に、謝らないだろうからこれでチャラにしてあげる」





そう私は言うと青い目の奴は怒り出すかと思えば笑い始めた。




「ぶっ殺すぞてめえ」



「あはは、嘘やろ。本当、あり得ない―、」




一人が、目を見開いて怒りを見せる。


そしてもう一人は、どこか方言のような話し方だったのが最後だけ標準語になっていた。





「てめえ、さっき美咲言われてたよな。

その制服は青山だな、おい調べろヤス」



「おっけー」



「お前まじ頭死ぬほど悪いんだな、俺らが誰か知っててそんな事してよ、何秒でお前の家族もろとも潰せると思ってんだ?」





他の奴らはキレたようでそう言った。




「青山学園2年F組、夏木美咲。

調べなくても大丈夫よ。

親の名前は夏木友康に夏木マリアまあもうすでに両方いないけど?」




私の言葉は予想外だったのか、ビックリするキングたち。


あの子たち3人は知らない事。


だからこそここにいさせたくなくて外に出した。




「どうぞ、ご自由に。

私は潰せば?

家族なんていないし、私にはあの3人以外友達もいない。


あの3人の家族に手を出されるのは困るけど、それでもあの子たち全員を一生食べていかせるくらいできるお金もあるから」




勿論そこそこ金はある、でもあの子たち3人の家族全員を一生食べてかせるほどは流石にない、でもそれでも私がその気になれば簡単に稼げるから心配する必要はない。

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