第7話 苦労の進化!!! ……あれ? 進化先が複数ある!? あなたはどれを選ぶ?
【澪が進化可能な進化先を表示します】
種族 アメーバ
ランク F+
種族詳細
【アメーバ、ベビーアメーバの進化先の一つ、基本的にベビーアメーバはこのただの成体のアメーバに進化する、生態はベビーアメーバと変わらず、微生物を仮足を使い包んで体内に取り込む、攻撃スキルは持たずただ餌の微生物などを求めて延々と動き続ける生物】
種族 パラサイトアメーバ
ランク F+
種族詳細
【パラサイトアメーバ、ベビーアメーバの進化先の一つ、獲物の体内に侵入し寄生しながら少しずつ獲物を消化して捕食する、パラサイトアメーバに寄生されると体内がドロドロになり後に残るのは皮のみである】
種族 ベビースライム
ランク F
種族詳細
【ベビースライム、ベビーアメーバの種族変化先の一つ、ベビースライムはスライムの幼体であり、ベビーアメーバやアメーバなどの微生物や生物を取り込み消化をする生態は同じ、アメーバが攻撃スキルを持たないのに対しベビースライムは敵に酸をかけて溶かして捕食するなどの戦闘方法を持つ】
システムの声は澪に3つの進化先を表示した、澪は表示された進化先を確認してどれに進化するべきか迷っていた。
『う〜ん、これはほぼ一択じゃないかな? このままただのアメーバに進化しても攻撃スキルを覚えられないみたいだし、パラサイトアメーバは多分あのミミズとの戦いが影響して出てきた進化先だと思うけど、相手の体内に寄生してドロドロにするのって精神耐性を持っててもきついんだよね、あれをいつもやらないといけないとか絶対にやだ! となるとやっぱり選択肢は一つだけだよね、アメーバと違って戦闘スキルを覚える可能性があるベビースライムが一番妥当だよね、というわけでシステムの声さん私、ベビースライムに進化したいんだけど』
澪がシステムの声にベビースライムへの進化を希望すると突然、澪は眠気に襲われそのまま眠ってしまった、澪は穴の中で深い眠りに落ちた……。
ピコーン【ベビースライムへの進化の意志を確認、これより澪をベビースライムに進化させます、初めての進化には時間がかかりますので澪を強制的にスリープ状態にします】
澪が目を覚ましたのはそれから1時間後だった、澪は微睡の意識のなか少しずつ意識を覚醒させて眠ってしまう前のことを思い出した。
澪は完全に目覚めた意識で自分があれからどうなったのか確認するためにステータスを表示した。
名前 澪
性別 なし
種族 ベビースライム
状態 通常
Lv 1/10
経験値 54/54
ランク F
HP 11/16 → 20/20 New
MP 14/14 → 18/18 New
筋力 6 New
魔力 8 New
防御 7 New
敏捷 8 New
器用 6 New
幸運 9 New
【固有スキル】
《器用Lv2→Lv3 New》
《自動再生Lv2→Lv3 New》
《吸収Lv3→Lv4 New》《大食いLv3→Lv4 New》
《増殖Lv1→Lv2 New》《酸Lv1 New》
【通常スキル】
《危険察知Lv7→Lv8 New》
《HP自動回復Lv2→Lv3 New》《粘着Lv2→Lv3 New》
《気配察知Lv1 New》《跳ねるLv1 New》
《転がるLv1 New》
【耐性スキル】
《精神耐性Lv8→Lv9 New》《恐怖耐性Lv2→Lv3 New》
《痛覚耐性Lv3→Lv4 New》《物理耐性Lv1 New》
【称号】
《異世界転生》《人外転生》
《性別を超えし者》《最弱魔物》
《共喰い》《大食い》《下克上 》
『うわ〜、結構変わってる、スキルも進化したからか全部一つずつレベルが上がってるし、ベビースライムに種族が変わったからか進化しただけで新しいスキルも増えてる、でも、ステータス値が進化する前のレベル5の時より少し下がってる、なんでだろう……、もしかして進化してレベルが1に戻ったからレベル5の時のステータスを少し受け継いだ状態で進化したのかな』
澪はステータスを見て少し残念に思っていたが、実はステータスだけじゃなく澪の見た目も変わっていたのだ。
今までの澪はアメーバだったこともあり見た目がゲル状に近い見た目をしていた、だが今はベビースライムになったことで形は空気の抜けたボールのような形になり色は空色になったことでまるでゲームや漫画に出てくるスライムそのものになっていた。
だが澪は今ステータスの確認に夢中であり、仮に姿を確認しようにも鏡がないので見れない、何よりスライムに進化したと言ってもスライムには目が無いのでそもそも確認のしようが無いのだ。
『進化したと言ってもベビーアメーバと同じランク Fの魔物のベビースライムになってもステータスは上がるんだ、それに次の進化までのレベル上限も上がってるし、これってもしかしてなるべく早くランクの高い魔物を選んで進化したほうがいいのかな、いやでもランクが高くても気持ち悪い魔物に進化したく無いしなぁ〜、でも進化のたびにレベル上限が上がるなら早くランクの高い強い魔物に進化しないといつまでもランクの低い魔物でレベル上限だけが上がっていきそうだし、う〜ん、悩むなぁ……、まあ今悩んでもしょうがないし次の進化の時に進化先を見て決めよう』
澪は進化した影響で少し下がったステータスを上げるため、そして新しいスキルの使用感を確かめる為に、新しい獲物を探す為に移動することにした。
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