第3話
そしてそのまま雅人さんの部屋へ行くと。
「ミサキ!突然部屋を出て行ったから心配していたんだ!」
そういってすかさず私に駆け寄った。
「雅人さん、私ね、戻る事にしたの」
そう告げると雅人さんはこれでもかってくらい目を見開いて私を見つめた。
「も、戻るって…bonheur-ボヌール-に?」
その言葉に私は頷いた。
ボヌール、それは私のいたお店の名前。
フランス語で幸せや幸福を意味する店の名前。
私にとっては真逆で不幸せでしかなかったけどね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます