第2話
あの日、あの言葉を受け取った私は皆を宥めた後最後にもう一度だけこういって部屋を出て行った。
「大丈夫、どんな事があっても
私が助けてあげるから」
そう言い、そのまま雅人さんのところへ向かう。
向かう途中のエレベーターで凜にいに電話した。
「もしもし、凜にい?
うん、そう、もう二度と戻らないと思った。
でも、もう一度だけ、あの世界に戻ります」
そう言うと凜にいは、そろそろだと思っていたと答え少し間を置いた後、店には俺から連絡しておこうっと言われ電話を切られた。
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