「あー、うめえ」

ぽろっと小さくそう言いながらジョーは美咲の料理をぱくぱくっと食べていた。

「食い過ぎんなよ、後からシチューくんだからよ」

「あ、はい」

阿佐谷さんに声をかけられて少し目を大きく開いた後ジョーは珍しくおとなしく返事をした。

まあ、さすがにジョーも阿佐谷さんの前じゃ声もあらげたりしないんだっと少しホッとした。

「ねっね、凜太郎さん。

ミサキのアルバム見せてよ、ないの？」

「あ？嫌だね」

「なんでよ、いいじゃないですか！

独り占め反対！」

「は？つかそれ美咲にバレたら怒られんの俺だぞ」

「だから今見せてって頼んでるんです！

ミサキがいない時じゃないと見れないし」

そんな須藤さんと阿佐谷さんの言葉に反応したのは…。

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