第65話

「ほんじゃあ、お前はグラスな、んでお前が肴」



そう阿佐谷さんが俺らにグラスと肴の入った皿を渡した。



肴っと言われたモノは2つあって。



1つは阿佐谷さんが持っていて、1つは俺が持ったんだけど。ちなみに阿佐谷さんはグラスも半分持っていたけどね。



どっちも美味しそうだった。



俺が持った方は、レモンの輪切りと生ハムとカブの輪切りが並んだモノで。


阿佐谷さんが持つのは、キャベツと厚切りベーコンとミニトマトの炒めたモノみたいだった。



「じゃあ、美咲手伝いが必要だったり、寂しくなったら言えよ」



そう美咲に言ってから阿佐谷さんはリビングへ戻っていった。

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