第36話

「じゃあ、俺一旦ワイン選んでくるから下で待ち合わせでいい?

あ、ミサキもワイン見てく?好きなの選んでいいよ」



そう雅人さんに声をかけられた。

ワインか、うーん。どうしようかな。


凜にいの好きなのとかもらっていこうかな。




「じゃあ、皆先に下で待っててよ。私雅人さんの部屋寄ってくるから」



「了解、え、ねえ美咲着替えた方がいいかな?」



「え?なんでよ?」



「なんで?なんとなく?だってほら俺ら部屋着だし」



いやいや、部屋着だしさっと言いながら皆を指差す灰利だけどさ。


別に普通の服だからね。


てか着替えるってもしかしてスーツとかに着替えようとか思ってる?




「家に行くだけだよ?

楽な格好で平気よ」



クスっと笑うが、皆は本当に?っという目で見てきた。

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