第24話

「ねえ、私の話し、凜にいから聞いたんでしょ?」



そう優しく問うと、なんで急にそんな話しっと吃驚したのか皆が目線を私に向けた。




「私ね、親に3億で売られたんだ。

売られたっていうか、なんだろ。

まあ言葉通りなんだけどね、親が最初に1億借金して、そのまま返さずに今度は私を担保に2億借りた後そのまま消えちゃったの。


それでまあ、色々あってね銀ちゃんがあの店を紹介してくれたの。


3年。


3億より、借金はもっと膨らんでたのかな。

あんまり覚えてないや、最後は。

でもね、3年かかったの。

借金を返すまで。

まあ正確には2年4か月で借金はなくなったらしいんだけどね、残りは銀ちゃんが私がこの世界を辞めても一人で暮らしてけるまでお金を溜めてくれたんだって。


本当吃驚するくらい通帳にねお金があるの。

でもね、心はぽっかりと穴が出来たみたいに痛かったよ」



そこで一旦はあっと息を吐いた。

やっぱり、言葉にするのはとても辛い。


だからこそ、凜にいが彼らに話したっと言った後も私の口からは言えずにいたんだ。

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