第9話

「うん、皆でおいで」



笑顔で私がそう言ってあげれば、皆も笑顔にで頷いた。




「美咲……。その、須藤さん」




灰利がドアを開けて部屋に入ってきたかと思えば、そう言いながら雅人さんも一緒に部屋に入ってきた。




「やあ、ミサキ」



「え?雅人さん、なんで?」




吃驚してしまって、ぽかんっと口を開けて言ってしまった。



なんで、雅人さんが皆の部屋に?

皆も吃驚したらしく、目を大きく開いて雅人さんを見ていた。

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