第8話
そんな事を思いだしていると、譲二に顔を覗きこまれた。
「美咲?どうした?気分でも悪いんか?」
「あ、ううん、大丈夫考え事。
てか私ん家、凜にいがかなりDVD置いてるから結構色々と見たことあると思うよ?」
そういえばっと思いだしたので、そう話しをふると、譲二は少しだけムッとした表情をした。
「何、阿佐谷さんって美咲ん家に私物置いてるの?」
「え?うん、たくさん」
だって今一緒に暮らす事になったしね。と心の中で考える。
「ふーん、てか今度俺もお前ん家行きたい」
何故か口を少し尖らせながらも、そんな言葉を発する譲二。
「ふふ、うん。おいでよ」
「えーいいの?僕も行くよ!美咲!行っていいよね?」
「は?何美咲ん家?俺も行く」
「俺も行きたいな、美咲ん家」
そんなふうに、譲二との話しを聞いて、有野、修二、康人の3人も話しに入ってきた。
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