第11話

「披露宴からずっとお前のコト見ていたんだけど…渉のコトスキだろ?」


彼は容赦なく私の心の中に入って来る。


「分かりやすい反応だな…」


彼はウェイターを捕まえ、カクテルをオーダーした。


私は彼を無視して、一人で飲み続ける。


彼はそれっきり何も言わず、私と一緒にひたすらカクテルを飲んだ。


私の方が酔いつぶれてしまい、彼の肩を借りて、バーを出た。


その後は・・・


気づけば、ホテルに一室に入っていた。

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