第9話

「今から来年が楽しみだ」



友季は、それはそれは嬉しそうに笑った。



「今度はどんなイタズラをしようかな」



「イタズラオンリーのハロウィンなんて絶対やだー!」



舞はまた目を潤ませて叫び、



「冗談だよ。本気なのは半分だけ」



友季はそんな舞の唇に、触れるだけの優しいキスを落とした。





【Fin.】

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