周囲の反応(直人side)
第24話
ゆづの大好きなふわふわだし巻き玉子の朝食を彼女に食べさせた俺は、彼女を学校まで送った後で自分も職場へと向かった。
俺の顔を見るなり、
「あれ? 先輩、今日は何かご機嫌っすね」
後輩の
「おっ? 何だ、間宮。何か特別いいことでもあったのか?」
シェフにもそんなことを言われ、挙げ句の果てには――
「間宮君、いつものクールさはどうしたの? 上機嫌なんて気持ち悪いんだけど」
パートのお姉さんにまでそんなことを言われて、まぁまぁ傷付いた。
今まで、女の人に“気持ち悪い”だなんて言われたことがなかったせいか、結構ダメージが大きい。
「いや、あの……別に」
本当は、ゆづへのプロポーズが成功したことを自慢したいのに。
もうゆづは俺のだぞってことを、皆に知らしめたいのに。
そんなことを言えば、余計に“気持ち悪い”とか言われそうで怖くて言えなかった。
そんなうずうずした気持ちを抱えたまま仕事をしていると、
「どーも」
「……」
ゆづの同級生の
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