第2話

だから、俺は今ここで、この青空に誓う。



「俺、たとえお前が嫌がったとしても、絶対にお前のこと離さねぇから」



……実際には、彼女に本気で嫌がられてしまったら、すぐに離してしまうのかもしれない。



彼女が嫌がるようなことは、絶対にしたくないから。



……でも、



「それはこっちのセリフ。頼まれても、離れてやんないから」



彼女が笑ってそう言ってくれるから、俺は堂々と誓えるんだ。



「ずっと一緒にいような!」



「ずっと一緒だからね!」



2人の声が見事に重なってしまって、俺たちはしばらく笑っていた。

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