第39話

「お前今、俺に対してすげー失礼なこと考えただろ」



祐也はムッとしたが、



「気にするな」



純は短く返した。



そして、もう一度、女子トイレの扉をちらりと見る。



「俺はもう戻るから、五十嵐にメッセージでそう伝えておいてくれ」



とても寂しそうな表情でそう言うと、



「……」



純はとぼとぼと歩き出した。



「……コイツら喧嘩するとめんどくせーんだよなぁ」



またポケットからスマホを取り出した祐也は独りちると、ガシガシと頭を掻きむしった。

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