《2》シスコンの兄貴
拓真side~
第16話
俺はガチガチに緊張していた。
ポーカーフェイスだけど、目の前に座る小陽にドキドキしていた。
こんなに喉を通らない食事は初めて。
俺は必死に喉に詰まりそうになりながらも飲み込んだ。
他の秘書と同じように扱えと言われても・・・
手を出してもいいのか?
オフィスの中でも俺は好みのタイプを見れば誰にでも手を出す不埒な男。
今の秘書達は俺の好みのタイプが揃っていた。
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