第34話

千夏と昇降口から出ると杜浪くんが待っていたから2人とはそこで別れた



駅のホームで電車を待っていると肩の辺りを

トン、トンとされたので振り返ると継渼くんと

間永くんが立っていて


「何度か呼んだけど聞こえなかったのか?」



「あ、ごめんなさい」



「今日も一緒に想士と勉強会するんだよね?」



「あっ」



「既読にならないからどうしたのかと思った」



スマホを見ると電源を落としたままになってる



「そうだ、充電がなくなりそうだったから

お昼に電源落としたんだけど、

でも何でだろう?」



「何でって充電してないからだろ」



「夜したんだよ」



「いつの夜?」



「えっと…一昨日、かな」



「昨日じゃないのかよ?アハハー」



そう言えば昨日は充電しないで寝ちゃったな



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