第8話

少し待つと電車が来たので3人で乗ったけど

混雑していたのでドア付近に立って、


だけどグラッと揺れた瞬間バランスを崩して

しまい継渼くんにぶつかってしまった



「ご、ごめんなさい」



「大丈夫か?」



「はい、この揺れ方苦手なんです」



「ふっ、揺れ方が苦手って、アハハ」



「えっごめんなさい」



「へぇ〜想士が笑うなんて珍しいなー」



「そう言えば、さっきも久しぶりに笑ったって

言ってましたね」



「想士が言ったの?」



「はい、私が笑われる事をしてしまって、」



「望冬ちゃん、何したの?」



隣にいると思って話しかけたけどいなかった事

を話すと、



「それは笑える」



「やっぱりそうですかね?」



「望冬ちゃんて天然なんだね

想士、望冬ちゃんの事送ってやれよ」



「天然、ですかね?

帰りは1人で大丈夫です、あっ」



電車が揺れて思わず継渼くんの腕を掴んで

しまった



「大丈夫か?」



「ご、ごめんなさい、強く握ってしまって、」



「ぶはっ、咲多さん家まで送るよ」



「でも、」



「送ってもらいなよ、ね?」



「では、よろしくお願いします」



「そんな事言われたの初めてだわ、あはは」



「変な事言いましたか?」



「そうじゃないよ、あ、望冬ちゃん着いたよ

じゃあまた、遊ぼうね」



「はい、ありがとうございました」



継渼くんと一緒に降りて改札口へ向かった



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