第2話

「ボクたちも、ここでいっしょにあそんでいい?」



そんな一人ぼっちの彼女の傍に寄ってきたのは……



まるで女の子のような可愛らしい顔をした男の子と、



「……」



ムスッと黙り込んでいる、あおい目を持つ無愛想な男の子。



2人は多分、彼女と同じ年頃。



彼女には、彼らの声と気配しか感じ取れなかったが……



「うん、いっしょにあそぼ!」



彼女は笑顔でそう答えた。






これが、この3人の友情の始まりだった――……

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