第18話

(???side)



体が熱い



たしか今日は朝から一段と冷え込んでて、セーターだって着て、マフラーだってつけた。なのに体は信じられないくらい熱を持っていた。動かしたい気持はあるのにまったく体はどこもかしこも言うことを聞かなくて。



「…うっ、ふっ…」



カラカラの声が出ると、ガタンっとやけに耳にうるさい音が響いたと思ったら



「お嬢さん?お嬢さん!?」



必死で誰かを呼ぶ声が聞こえた。


…お嬢さん?



私のことを言ってるのかな…

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