第40話

「……ひっ…… 何!? プランター!? 浮いてる!?」


「ちょ……これ、あれじゃない? 慎次郎さんを殺したやつ! 凶器プランターだったんでしょ!?」


「えっでもいくらなんでも浮くとか……ある!?」


めっちゃキャーキャー騒ぐなー……


「えちょっとまって誰!? 」


「祐奈どうした? 私等以外に人いないけど」


「え……?」


私が祐奈にしか見えなくても当然だ。


私は祐奈にしか恨みを持ってないから。


「おねえさんこんにちは。あっいや今こんばんはの時間か」


「しゃべったぁ!」


「いやしゃべって当然よ自分一応人間なんだから!」


「祐奈アンタさっきから何言ってるの!? 」


ほんとにうっるさい……


「……オホン。はじめまして。私慎次郎さんを殺した犯人でっす」


「……え?」


「私は慎次郎さんに大切な人を殺されました。だから慎次郎さんを殺して、その大切な人である貴方も殺そうとしています」


「えっえっ嘘……!?」


「祐奈!? 大丈夫!?」


ずっと騒がれると面倒だなー……


「じゃ、死のっか」

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