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第13話

......めっちゃガタガタ音がする。


うるさすぎて目を覚まさざるをえない。


音は入り口の方からしている。


職員の人達が、廊下を慌ただしく走っていた。


一体何事だろう。


横を見ると、空のベッドがあった。


あのニュース食入りおじさんのベッドだ。


たしか、瀬戸さん。


瀬戸さんに何かあったのかもしれない。


 病室に誰か入ってきた。


知らない女の人。


40歳前後に見える。


曇った表情をしていた。


俺の目線に気がついた女性は、俺に話しかけてきた。


「あ、いきなり入ってすみません。お父さん......友蔵の娘の 瀬戸綾瀬といいます」


「友蔵さん、何かあったんですか?」

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