第62話
葵衣side
相当、悩んでいる様子の翔貴さん
いくらなんでも悩みすぎじゃないかと思ったとき
「よし、決めた!」
「やっとですか。」
とつぶやく綾人さん
「葵衣がこれから先ずっと俺のこと翔貴って呼んでくれたら仕事に行く」
えっ、、はっ?今なんと?
「ほら、しょ・う・きって言ってごらん」
と顔を近づけてくる翔貴さん
「そ、それは、む、無理です!呼び捨てなんてできません!」
「なら、俺も仕事には行かない」
プイッと顔を背ける翔貴さんにどうしたらいいのか分からない私に名前を呼ぶように目で訴えてくる綾人さん
「し、、しょう、、、翔貴、、、」
「なに?聞こえないな~」
絶対に聞こえているはず
「仕事に行ってください。翔貴」
「敬語もなし」
と耳元で囁かれる
「し、仕事に行ってよ、翔貴」
「よくできました」
と言って抱きしめられる
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