第52話

(パァッーーン)


俺の後ろから銃声がした


銃を撃ったのは橘組若頭の橘 力也


銃弾は葵衣の胸に被弾した


俺はすぐに力也を蹴り飛ばし倒れた葵衣の肩を抱き、止血をする


「しかっりしろ!葵衣っ!」


俺が叫ぶと葵衣は薄っすらと目をあける


「ご、、ごめんなさい。」


「しゃべらるな。すぐに病院に連れて行ってやるからしっかりしろ。」


葵衣の胸からは血が流れていく


「若、早く車へ!」


「ここは片付けておくからお前は早くいけ!」


親父に言われ、部屋を出て車に乗る


運転手に急ぐよう伝え、西宮組専属の病院に向かう


病院に着くと、綾人が連絡しておいたのか医者の田中が外で待っていた


車から降り、ストレッチャーに葵衣を寝かせる


「このまま手術室に運びますので、若は手術室前でお待ちください。」


俺は、手術室の前で終わるのを待った

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