第46話

ママは私が5歳の時に死んだ


4歳のときに突然、私を叔父の家に預けて姿を消した


そしてその1年後、私は、亡くなったママと対面した


ママは癌に侵されていた


癌が見つかった時にはすでに手の施しようがなかったらしい


自分の死期を悟ったママは、パパの事故のことを調べだし、叔父が、殺すように指示をしている音声データを見つけた


それをママはあるところに隠していた


それを私は見つけたのだった


音声データが残っていたことに驚いているのか何も話さない叔父


「確かに、証拠は全部消されていたけど、ママは自分が死ぬ直前までパパの死の真相のすべてを調べて私に残してくれていた。でも、私は事故のすべての真相が知りたかったから追加でさらに調べたの。そしたらびっくり、自殺とされていた実行犯もあんたが殺したことも分かったし、あんたのことを調べていくうちにいろんなことが分かったの。」


私の話すことを聞いて、どんどん顔を青ざめていく叔父


私は、さらに追い打ちをかける


「薬、誘拐、人身売買、殺人といろいろ裏でやってることすべて分かったわ。しかもそれ全部、登龍会の禁忌を犯しているから、私が登龍会の西宮組組長に匿名で情報を渡したわ。だからきっとあんたは西宮に消される。でもその前に私が殺さなきゃ、死んだパパとママも報われないでしょ。」


とニッコリと笑顔を見せる私が怖いのか叔父は逃げようとしたので


胸元からベレッタ92を取り出し安全装置を外し引き金を引いた


(パァーン)


「ゔっ」


銃弾は足に命中し、叔父は必至に押さえる


「逃げんなよ、まだ話も終わってないのにさぁ」


「や、やめてくれ!話す、正直にすべてを話すから打たないでくれ。」


と懇願する叔父


「なら、さっさと話してくれない?多分そろそろあの人が来ちゃうから」


私がそういうと叔父は話し出した

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