第26話

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「さわもっちゃん。」 


休憩室で一人休憩をとっていると、パートの三浦さんが後からやってきた。



「お疲れ様です。お茶、淹れましょうか?」

「ありがとう。水筒飲んじゃう。お米の日だから少しでも軽くしないと。」


そう言ってロッカーから三浦さんは水筒を出した。


三浦さんは私を気にかけてくれる50代の主婦だ。



「娘が誕生日なの。」

「おめでとうございます!今おいくつでしたっけ?」


「24になるから、さわもっちゃんの一つ下ね。」


そしたら松尾くんと同い年だ。

私は友人を思い出す。



「それでね、先週の土曜日、誕生日プレゼントを探しに行ったの。」


「見付かりました?」


「バッグにしちゃった。」

「あ、良いですね!」


私はどんなバッグか聞いたりしたあとだった。



「先先週の土曜日、さわもっちゃん買い物に行った?」


私が松尾くんと行った駅ビルの名前が挙げられる。

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