第22話
必死に止めても逆に体を押さえ付けられて、されるがまま。
拒否するのは許さないと言わんばかり。
無遠慮に腰を打ち付けられて心の底から焦る。
「うぅ…、もー…、嫌っ…、気持ち良い…っ」
「気持ち良い?」
「気持ち良いから、無理っ…、お願い、気持ち良いから…っ、ヤメて、許してっ、…っ」
止まらない快感の渦に飲まれて思わず本音を口走る。
肩で息をしながら涙まで滲ませて本気で抵抗。
押し寄せてくる快感から逃れたくて必死。
恥ずかしさとか全部飛んだ。
罪悪感とか葛藤とか持っているモノ全て。
何もかも。
とにかく逃れたい一心。
ゾクゾクしちゃって、ヤメて欲しいんだか、して欲しいんだか、自分でもよく分からない。
分からなくなるくらい翻弄されているんだから、素直に口に出して言ってしまったのも仕方のないことだったと思う。
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