第11話

最初の渋っていた姿からは想像が出来ないエロさ。


と言うか別人。




「ん、待って…。シャワー浴びたい」


「後で一緒に入ろ」


「今」


「だーめ」




何かちょっとビビって割りと本気で止めてみる。


けど、聞く耳を持って貰えず、服の中に手を突っ込まれて、いとも簡単に下着の留め具を外された。



あっという間に服を捲られ、肌を舐められ、冷たい手が身体中をまさぐって、気付けば既に半分脱がされていて少しだけ焦る。



妙に手際が良すぎだ。この子。


初対面の相手にこれって…。


結構遊んでいるのかも知れない。



でも、その割には余裕が無さそう。


触れる手の力加減がしたくて我慢出来ない時のあれだ。



興奮を隠しきれていないと言うか、早く先に進みたくてしょうがなさそう。



普通と言えば普通だけど、最初の対応が真面目っぽかっただけに違和感。



もしかして結構本気で気遣われてた?


今更、気付いても遅いけど。

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